福岡かさこ塾フェスタ 出展者インタビュー NO.2
名前:
平原美津代
インタビュー:
長崎県対馬市出身、現在大分県中津市在住。
結婚後3人の子育てをしながらパート勤務した後、アフラック代理店の事務員として1年勤務。2007年よりアフラック募集代理店に登録、男性の多い職場の中で女性代理店として10年のキャリアを持つ。特に自身が保険の見直しの際、説明がよくわからず納得のできない想いをした経験から、できるだけわかりやすく有益な情報を伝えることを意識している。
4年前に自分自身が乳がん疑いと言われ、結果的に乳がんではなかったものの、生と死と自分の人生の様々なことを考えるきっかけとなった。保険代理店の仕事でも乳がんの啓蒙活動をしているが、そもそもあまり保険会社に乳がんのことを聞きに行くというイメージは沸かないかもしれない。
今回は20分の無料セミナーとして乳がんの基礎知識やセルフチェックの方法など、日本人女性に増え続けている乳がんについて少しでも知ってもらえたらとの想いを胸に参加している。セミナー以外の時間は出展ブースにて、実際に乳がんの「しこり」も触ってみることのできる触診体験コーナーも出す予定。保険の営業や勧誘はないのでご安心を。
また、彼女のもう1つの肩書である「終活」も興味深い。
あなたはエンディングノートというものを知っているだろうか。
平原さんが31歳の時、お母様が脳出血で倒れそのまま帰らぬ人となったとか。
その際、ショックと哀しみもさることながら、それ以上にお母さまが何一つ自分の想いやして欲しいことなどを残していなかったため、葬儀後あれでよかったのか何か希望はなかったのかという思いが残った。
しかし、さらにその翌年には実父も同じ脳出血で倒れ、人工呼吸器をつけるか否か、本人の想いを聞けることなく家族の意向で装着し、意識不明のまま7年間過ごすこととなった。
本人の想いはいかなるものだったろうか。辛かったのではないか。
今でもその想いを少なからず持ち続けている。
そんなご両親の出来事がきっかけで、命の有限性はもちろん、遺された家族のために、生きているうちに自分の思いを伝えておいて欲しいと思うように。
その後たまたま終活カウンセラーの資格を取ったという方をネット上で見かけて調べるうちに、もっと多くの人に知ってもらいたいと「エンディングノートの書き方講師・終活カウンセラー」として活動を始めた。
2人に1人ががんになる時代。
自分の親も自分自身もいつどのような事が起きるか、誰にもわからない。
乳がんのこと、エンディングノートのこと、特に30代~50代の女性はぜひ気軽に立ち寄って知ってもらえたらとのこと。
ご本人の様々な経験を得た上でのアドバイスと全く押しつけのない優しい笑顔と語り口。
保険会社のお店に行くほどの勇気は持てないとしても、そもそもがん保険って必要なのか?という素朴な疑問や、エンディングノートがどのようなものかなど、これを機会に聞いてみると良さそうだ。
出展内容:
ブースにて乳がん触診体験、エンディングノートの販売(1冊千円)。
がん保険や終活についての相談も可。
15:20からスペースAにて20分無料セミナー「乳がんセミナー」予約不要。